これぞ日本が誇る美しさ！情緒溢れる数寄屋住宅 Best3

こちらは埼玉県のアトリエきらら一級建築士事務所が手掛けた「素材と景色を楽しむ家」です。その名の通り、杉、檜、楓、松など様々な木材が用いられ、日本の伝統工法を受け継ぐ職人によって丁寧に建てられた住宅。

こちらは廊下から玄関を眺めたアングルです。格子の玄関扉から差し込む柔らかい光と隙間から覗く緑、真っ直ぐに伸びた廊下や梁。思わず背筋がしゃんとするような気品と、穏やかな空気に満ちた美しい空間です。

室内は吹抜けが造られていたり、フローリングであったりと現代的な要素が取り入れられています。そして建築家がこだわったのはサイズ感。伝統的な寸法を現代生活に合うようにアレンジすることで、より使いやすく、かつ古びない印象の空間が完成しました。

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こちらは老夫婦が住む数寄屋造りの平屋住宅です。日本建築の持つ落ち着きや重厚さがありつつも、どこか軽やかな印象であるのは、クライアントの希望である「素朴で簡素な仕上がりの平屋建て、但し民芸風でなく極力自然素材を使用、洗練されたシンプルで和風数寄屋の建物」を実現したから。壁の一部を縦格子にしたり丸窓を設置したりと、モダンで洗練されたデザインがとても魅力的です。

夜間は控えめな外部照明と障子を通した柔らかい光が庭に広がり、植栽のシルエットがぼんやりと浮かび上がる、情緒に満ちた幽玄の雰囲気へと変わります。テレビやインターネットをオフにして、夜空に浮かぶ月や虫の声を楽しみたくなる静かで美しい時間が流れます。

牛久市の工務店・建設会社である株式会社蔵持ハウジングが手掛けたのは、正統派数寄屋造りの住宅。茶人の精神を現代に再現したかのように表面上の飾りを省き、本当の美しさとは何か？と問いかけてくるような静かな佇まいです。

室内は自然素材がたっぷり使われ、光や風が通り抜ける明るい空間です。清廉な空気に満ちているこの場所では思わず深呼吸したくなりそう。さらに中庭に面して開口部が取られており、生活の中に自然を取り入れることができます。大きく開け放って、縁側と一続きの開放的なスペースとして使うのもいいですね。また、ガラスの開口部を通して、建物内の離れた場所にいても家族の気配をいつも感じることができます。