特別なひと時を過ごす空間!「HAIR SALON ABOVE AND BEYOND」

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
hair salon Above&Beyond, TTYYA TTYYA Taman Modern
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建物は住むためだけのものではありません。様々なサービスを提供する店舗としても使われます。そんな店舗と建物空間は切っても切り離せない関係。なぜなら提供するサービスを印象付ける特別な空間が必要となるからです。建築家、山田哲也が建てたのは「HAIR SALON ABOVE AND BEYOND」。そこでは建築空間によって店舗で提供するサービスを演出することに成功しています。

印象的な外観

富山県の富山市郊外に人目を引く建物が建てられました。住宅街の中に見えるのは真っ白な箱状の構造物。そんな建物のファサードには二つの矩形が見えます。縦に伸びる長方形は建物内部へと導く通路。そして横に伸びる長方形は窓となっています。シンプルに抑えられた外観は、店舗なのか住宅なのか惑わせるかもしれません。そんな印象的な建物は美容室として利用されているのです。

浮遊感を感じさせるファサード

建物が持つ特徴に挙げられるのは浮遊感。ファサードを見ると、地面との接地面が見えません。そのため建物が宙に浮いているように見えるでしょう。というのも敷地には傾斜があり、建物前面は空中に張り出した形で建てられているからです。シンプルな外観と共に、浮いて見える建物はシンボリックな印象を与えてくれるでしょう。

「非日常」への入り口

こうした外観の印象は美容室での体験が非日常的であることを強く感じさせるでしょう。ファサードに開く通路に足を踏み入れれば、これから行う髪のカットに対して特別な感覚を思い描くかもしれません。カットによって自分の姿が変わるかもしれない、そんな特別な場所に今訪れているのだと、入口で不安や期待を感じることになるのです。このように建物のファサードは非日常性を演出する重要な要素となっています。

開放感あふれる内部空間

ミニマルでシンボリックな印象を与える外観とは打って変わり、内部には開放的な空間が広がっています。建物内には中庭が設けられており、それと建物の間には巨大なガラス窓があります。ガラスの向こうには中庭に植えられた木々が見えるでしょう。そして窓から射し込むのは気持ちの良い太陽の光。このように、ここでの「非日常」は不安を感じさせることはないのです。

落ち着きや安心としての「非日常」

シンプルな建物の外観は内部の様子を伝えてはくれません。こうした内部と外部の隔たりは外から見れば不安に思えるでしょう。ですが中から見れば落ち着きを生み出してくれます。内部は周囲の喧騒から切り離されており、せわしない外の様子を見る必要もなければ、外からの視線を意識する必要もありません。ここでの「非日常」は普段とは違う、落ち着きや安心となっているのです。

特別な体験の場

美容室は髪のカットによって人々の姿を変えることができます。それは普段では感じることができない特別な体験となるでしょう。そんな特別の体験を、ここ「HAIR SALON ABOVE AND BEYOND」では、印象的な空間によって体験させてくれるに違いありません。

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