自然の力を生かした快適空間!住宅地に佇むモダンな3階建ての住まい

K.Yokoyama K.Yokoyama
世田谷の3層住宅, SUR都市建築事務所 SUR都市建築事務所 Ruang Makan Gaya Eklektik
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今回ご紹介するのは、敷地の色々な制限があるにも関わらずそれをポジティブに生かして快適になった3階建ての住宅です。自然エネルギーや環境の特性を効率よく利用して、開放感があふれ居心地のいい住空間が見事に実現しています。この住まいを手掛けたのは、東京を拠点に活動し、エコや省エネ住宅を得意とするSUR都市建築事務所です。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!

住宅地に佇む3階建て

都内の閑静な住宅地に佇む3階建ての住まい。道路に面した南側ファサードには大きな開口を設置し、後ろに向かって勾配するシャープな屋根のラインが特徴的な外観となっています。これは、斜線制限の問題をクリアし、限られた条件の中でクライアントさん家族4人が開放感を味わいながら、省エネで快適な住空間を目指すために建築家によって考慮された結果によるもの。また、外壁は1階部分が白、2、3階部分は黒が使われており、シンプルながらもメリハリのあるデザインとなっています。

南側に設けられた大開口

こちらは南側ファサードを見上げた様子。道路側ではありますが南に面しているこちら側に大きな開口を設け、室内に気持ちのいい自然光が入るようになっています。ただ、庇を設置する十分なスペースが取れなかったために、ルーバーをつけることで日差しをコントロール。夏の強い日当たりは遮り、冬はできるだけ多くの日差しを取り込めるようになっています。また、住まいは地熱を利用していて、環境に配慮されたエコ&省エネ住宅となっているのも大きな特徴です。

明るいLDK

こちらは2階のLDKのダイニングを中心とした様子です。左奥に見えているのがバルコニー、右奥にはスタディコーナーを設けています。南側の大きな開口と東側にあるバルコニーの窓を中心に光と風が入る快適な室内空間。床は無垢材のフローリングで、シンプルながらも自然素材の心地良さを感じ住宅地にある家とは思えないリラックスした雰囲気が漂っています。

開放的なキッチン

こちらはキッチン部分を中心に見たLDKの様子です。室内のスタイルに合わせて白でまとめられたオープン型のキッチンは、清潔感のあるシンプルなデザイン。十分な収納スペースもあり、とても使いやすい印象です。南面の大きな開口がキッチンスペースにも及んでいるので、明るく開放的な雰囲気となっていますね。

窓際にある階段

こちらは窓際に設けられた階段部分の様子。南面の大きな窓からの採光や眺めを妨げないよう、シンプルなデザインとなっています。またこの階段は、空間的にも1階から3階まで住まいを縦につないでいるので、明るさや空気の流れだけでなく、各階にいる家族の気配を伝えてくれる大切な役割も果たしてくれています。

眺めが楽しめる3階空間

こちらは3階の様子です。他の階と同様に白を基調としたシンプルなインテリアでまとまっており、何と言っても大きな窓が特徴的。その開口の向こうには住まい周辺の眺めが広がっており、見晴らしがよく開放的な気分を味わえます。天井は、屋根の形を生かしたために勾配があり、空間を効率的に利用し制限された敷地の中でも広々としていて明るく快適な内部空間が広がっていることがよく分かります。

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