傾斜地を活かした素敵な家5選!

地形に寄り添う家, 一級建築士事務所ROOTE 一級建築士事務所ROOTE Rumah Modern
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傾斜地の住宅は、斜面に建つ建築のため土地自体の価格は安い場合が多いです。もちろん斜面地建築は土地の形状をしっかり考慮しなくてはいけません。このような住宅は普通の土地と同じ家の計画ではなく、その土地の形状を活かして、傾斜でしか建てられない家のデザインが魅力の一つです。そこで今回は、立地を活かして建てられた傾斜地の住宅を紹介します。是非、この中からお気に入りの斜面地建築を見つけてください!

風景を取り込む傾斜地建築

中山大輔建築設計事務所が手がけたのは、木の外壁が美しい斜面地建築「喜連川・桜ヶ丘の家」。こちらの家は傾斜にあるため、2階建ての空間の一部が1階建てとなっています。2階建て部分は吹き抜けになっており、開放的な空間が生まれています。また建物の1階部分は傾斜のため、その実際の高さは2階に相当します。そのため建物1階からでも、抜群の眺めを楽しむことができるのです。こうした眺めを活かすように考えられたのはピクチャーウィンドウ。それは窓で風景を切り取り、まるで絵画のような効果を生み出します。そのため、ここでは吹き抜け、眺望、そして家に取り込まれた風景によって、圧倒的な解放感を楽しむことができるのです。

クレジット: photo by kazutaka Fujimoto


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空間を無駄なく有効活用する家

こちらの斜面地建築は「喜連川・傾斜地の家」も同じく中山大輔建築設計事務所が手がけたもの。こちらでは、平地部分は2層の空間が、斜面部は建築1層の空間が生み出されています。リビング、ダイニング、キッチン(LDK空間)がある建築部は傾斜エリアです。それは高い位置となるため、家族が時間を過ごすLDK空間では素晴らしい眺めを楽しむことができます。また本住宅では片流れ屋根を採用しているため、建物の片側が高く、そこにロフト空間を設けています。こうしたロフトがあるため、1層部分の空間も実質は2階建ての家のように限られた住空間を有効活用できるのです。ここでは、傾斜地の建築でありながらも住空間を無駄なく生み出し、心地良い暮らしを可能にしています。


【住まいづくりについては、こちらの記事でも紹介しています】

 自分のために欲しくなる小さな家7軒!

印象的な外観を持つ家

一級建築士事務所ROOTEが手がけたのは「地形に寄り添う家」。こちらの家は高低差がなんと4メートルもある傾斜地の住宅です。家の外観を見ると、すぐにその高低差がわかるでしょう。ファサード部分は地形に沿った斜めの形になっています。一方、建物の後部は、片流れ屋根となっており、傾斜とは逆の形で、片面が高くなっています。そのため2つの建物がXを描くように組み合わさっているように見えるでしょう。こうした個性的な外観の家の中にはスキップフロアを活かした住空間が生み出されています。そのため、空間を無駄なく使い、同時に空間の繋がりも生み出し、心地良い住空間を可能にしています。


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個性的な暮らしを可能にする傾斜地建築

南川祐輝建築事務所が手がける傾斜地住宅は高低差が1.5mほどある土地に建てられた「透明な地形」。こちらの家では、その高低差がそのまま階段として取り込まれています。そのため、家の中の空間は区切られることなく、繋がりを持ち、特殊な形の住空間であっても閉塞感を感じることはありません。また、こうした特殊な空間は、機能面だけでなく「舞台」のように象徴的な役割を果たすことになります。ここでは住空間に暮らしが限定されるのではなく、住み手が自分にあった暮らしを見つけることができるのです。そのため本住宅では、この家でしかできない特別な暮らしが送れるに違いありません。

プライバシーを守り、解放感を楽しめる家

磯村建築設計事務所が手がけたのは、斜面の建築を活かして見る場所によって全く印象を変える「IR House」。こちらの傾斜地住宅は、高低差が5mほどある敷地に建てられています。傾斜地の上側から見ると、建物はこじんまりした平屋の家に見えるでしょう。ですが、傾斜の低いところでは建物は2階建てとなっており、その印象が全く異なって見えます。また傾斜地の住宅部の上側は、道路に面しているため、窓が一切なくプライバシーを守ることができます。一方で反対側は、同じレベルに建つ建物が無く、素晴らしい眺望を楽しむことができます。そのため外からの視線を気にすることなく、多くの窓を設けて、外に広がる風景や解放感を楽しむことができるのです。こうして本住宅では、建築と斜面の上側と下側の違いを利用して、心地良く暮らせる家を実現にしているのです。


【変形敷地については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 変形敷地でも快適で魅力的な住まいにする方法まとめ



傾斜地建築ならではの外観計画

こちらの傾斜地建築は、既存の樹木を残したテラスと深い軒の屋根が個性的です。かなり急勾配のこの住宅は、傾斜地建築の基礎部分を最小限に抑え、テラス部が周囲をはね出して見えることで浮遊感を演出し外観ボリュームを調節しています。傾斜地の建築は、外観全体のバランスを整えるのが難しいですが、綿密は計算で傾斜建築の外観は通常の平坦な敷地よりもスタイリッシュな外観で個性が生まれます。

傾斜地建築だからこそ、周辺環境を住まいに上手く取り込める

「森と暮らす家」と名付けられた、こちらの斜面に建つ建築は、敷地の一部である森の既存樹木と家の傾斜と豊かな周辺隣地を上手く利用して、アプローチから中庭、そして森へと続くエリアを設けています。テラスから外へ出て家の階段を下りていくと、徐々に深い緑に包まれ、四季折々に様々な表情の自然を感じながら過ごすことができる住いです。

追記:斜面を受け止めるようなV字形状

豊かな樹木に囲まれたこちらの住まいは、南側に上る勾配の緩やかな敷地形状を活かした住まいです。



追記:敢えて際立たせる並行・直線ライン

こちらは芦屋の高台の斜面敷地に立地する住宅。重厚感のある石積みの外壁が道路と平行に据えられており、並行・直行ラインが強調された外観は斜面敷地だと感じさせない安定した美しい構造をみせます。中心に位置するリビングは高台斜面に向けて広がる大開口からの眺めがあり、まるで高層階にいるような視界を遮られることないパノラマ景色を存分に楽しむことができます。

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