フローリング床材のデザインまとめ集

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
164 OKACHIMACHI, ゆくい堂株式会社 ゆくい堂株式会社 Ruangan
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住まいの床材にはやはり温かみのある木材を使いたいという方は多いでしょう。しかし、その木材フローリングは心地いい肌触りだけでなく、インテリアの一部としてのデザインも考えてあげる必要があります。そこで今回は、フローリングのデザインについてまとめて紹介していきたいと思います。木材の種類を変えるだけでも木目や色合いも違ってくるので、直接見たり触ったりしながら住まいにぴったりのフローリングを選んでいきましょう。

無垢材

自然の木のそのままの味わいをインテリアに取り入れたいという方は、丸太からそのまま切り出される無垢材を使って、その木材の表情をデザインに一部に取り入れることができます。木材の種類によってその表情は変わってきますが、こちらのゆくい堂株式会社が手掛けたマンションリノベーションでは、床材として無垢のオーク材が使われていて、天井のコンクリートや白い壁とともにナチュラルなインテリアに仕上がっています。しっかりとしたきれいな木目のオーク材が、落ち着きのある大人の雰囲気をさらに醸し出しています。

写真:YUKUIDO

古材

古材という言葉を聞いたことがあるでしょうか?戦後の建設ラッシュ以前、日本の建築には安価な強制乾燥材や輸入材ではなく、ゆっくりと時間をかけて自然乾燥されたその地の木材が使われていました。その境目を昭和25年に定めて、それ以前に建てられた建築物に使われた木材を古材と定義されています。こちらのユミラ建築設計室が手掛けたリフォームでは、本物の民家の古材を使って中古マンションを生まれ変えています。床はもちろん、奥に見える曲がった柱も古材を使っています。新しい木材では絶対に出せない素材感を味わうことができて、どこかノスタルジックな懐かしさを感じる心温まる木材です。

ヘリンボーン

床材の色合いや肌触りについてはよく検討すると思いますが、床材の張り方を変えることでも違ったインテリアの雰囲気づくりをすることができます。その張り方の1つに、ヘリンボーンというヨーロッパで古くから用いられてきたものがあります。日本でも明治期に洋館建築の中で流行りましたが、最近では他にはないその独特でレトロな雰囲気が受け入れられ、様々な住宅の場面で使われるようになっています。

市松模様

床材の張り方のもう1つの代表的なものとして市松張りがあります。この張り方でも通常の真っすぐに張った時とは全く違った雰囲気を醸し出してくれます。こちらのリノベーションでは、床の張り方が置くインテリアのつくられた年代によって、ヘリンボーンや市松模様などに変えられていて、それぞれの床の張り方がそれぞれの場所の雰囲気を作り出す楽しげな空間となっています。

異なる色合いの組み合わせ

床材に同じ色合いのものではなく、異なるものの木材を組み合わせてユニークでオリジナルな床に仕上げることもできます。こちらの床のデザインもオリジナルのもので、黒を基調として白みがかったものや茶色系の木材も組み合わされています。それにより、他にはない独特の床の表情を作り上げています。建築家などと相談しながら、床のデザインも唯一のものにしてみてはいかがでしょうか?

ペットのための床材

室内でペットを飼っている方も多いと思います。そんなペットたちにとっても住み心地がいい住まいにするために、すでに滑りにくいタイルやカーペットなどを取り入れているかもしれません。しかし、やはり木材の肌触りがいいという方は、滑りやすいフローリングではなく、こちらの住宅のようにあえて針葉樹合板で床を仕上げてペットにもやさしい床にすることができます。

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