室内に大自然を取り入れよう

A.Imamura A.Imamura
Forest House, カスヤアーキテクツオフィス(KAO) カスヤアーキテクツオフィス(KAO) Rumah Modern
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たまには、大自然の中で森林浴でもして気持ちをリフレッシュさせたいものです。室内の観葉植物はインテリアのアクセントになるだけではなく、気分をリラックスさせる効果もあります。今回は、室内に大自然のように多くの植物を取り入れるアイデアをご紹介します。

南国の植物を選ぶ

室内に観葉植物を取り入れる際は、できるだけ明るく大きな窓のある部屋に南国の植物を選びましょう。例えば、ヤシの木で最も有名なフェニックス・ロべレニーは、トロピカルな印象が強く、お部屋を南国風にがらりと変える存在感があります。日当たりを好み、寒さに強く、霜が当たらなければ冬越し可能です。ストレリチア レギネは、シャープな樹形が空間をクールに演出することから、観葉植物として大変人気があります。オレンジや黄色のトロピカルな花が見事で、極楽鳥花とも呼ばれ、乾燥に強く寒さに強いので、育てやすい観葉植物といえるでしょう。寒さに強く、日陰にも耐える観葉植物としては、フィカス・エラスティカ・デコラやユッカなどもおススメです。

杉の木の家具

室内に大自然のような感覚を取り入れたい人におススメは、杉の木を使用した家具や、床材です。杉の木は、特に夏の多湿時には水分を吸って室内の湿度の上昇をやわらげてくれ、冬の乾燥期は湿度を放出してくれるます。夏季から冬季にかけて温湿度変化の極めて激しい日本では、健康面において特に湿度調節が重要になってきますが、身近にスギがあることによって調湿作用をしてくれて、ウイルス感染が低くなるということが期待できるといわれています。こちらは、株式会社アングラフが手がける杉の木を使用し人と自然に心地好い環境とは何かを考えてデザインされた椅子です。大自然の効果を身近な椅子から室内に取り入れてみましょう。

シダ植物を一面に

大自然を室内に取り入れたい人におススメは、シダ植物を利用した壁。育てるのは敷居が高いと感じる人もいるかもしれませんが、意外にシダは暑さや寒さにも強い種類が多く、育てるのは意外と難しくありません。日光がよく当たり、風通しの良い場所に置いておけばしっかりと成長してくれます。板に着いているシダは、水苔というもので板に縛り付けられている構造が多く、水やりは水苔が乾いてきたらたっぷりとする程度で可能です。シダは、きちんと世話をすれば長く付き合っていける植物なので、大自然の室内癒し効果だけではなく、育てる楽しみも増えます。

自然の中に家を建てる

大自然を室内に取り入れたい、そんな人はやはり自然の中に家を建てるのに憧れるのではないでしょうか。こちらは、カスヤアーキテクツオフィスが手がける都市の喧噪を離れた森の中に建てられた家。周囲の環境に即した三角形の建築形態が隠れ家のようなコッテージを連想させます。郊外と環境を考慮され、外部はメンテナンスが極力不要に、また室内はシームレスで静けさを感じられる素材を使用し、床は素足で触れて心地の良い風合いを考えられ素材が選ばれています。現代的・工業的な材料と、伝統的・職人的な材料がともに用いられた大自然に融合する素敵な建築に仕上がっています。

苔を取り入れる

大自然を室内に取り入れたい人におススメの一つに「苔」があります。苔を「癒しのインテリア」として楽しもうと、数年前からインテリアではブームになってきた「苔かべ」。壁だけでなく、サウナのまわりや、または玄関一面に苔を植えたり、パテーションを苔で覆ったり、床に苔で字や絵を描いたりと、じつは苔のインテリアの可能性は無限です。苔には癒し効果以外にも空気を浄化する働きがあるため、エコ・プラントとしての役割を果たしてくれます。そんな苔に囲まれていると、まるで森林にでも足を踏み入れたような気分になりますね。

クレジット:Moss Trend

川を望むバルコニー

大自然を室内に取り入れたい、そんな人にはバルコニーの大きさにこだわってみましょう。こちらの川岸に建つ家は、大きなバルコニーが川を望むようにデザインされ、水の流れをバルコニーから身近に感じることができます。広いバルコニーやウッドデッキから、春には桜の花が望めたり、川のせせらぎに耳を澄ましたり、日当たりがよく気持ちの良い時間を楽しむことができます。 大自然の効果を取り入れるように、バルコニーには温かみのあるインテリアパインの無垢材や梁を使ってみましょう。

ツタ植物を育てる

ツタ植物を使って、大自然の雰囲気を室内に取り入れてみましょう。こちらは、ユミラ建築設計室が手がける庭と家が一つになる住宅。庭と建物が一体になることで広い自然の緑の空間が感じられるように設計されています。コンクリートの壁と床だけで構造体を構成するシンプルなBOX型の形状には、ツタ植物が絡まりながら庭に面する部分と繋がっています。植物が育ちずらいバルコニーの下には、池が設けられスイレンやを金魚が住む小さなビオトープになっています。ツタ植物と池は相性が良く、光を遮ることなく室内の奥まで光が届き、また断熱効果上もとても役立つものとなっています。

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