梁を現しで仕上げた天井は構造美とダイナミックな魅力を感じさせます。皆さんの頭の中にはある程度固定された梁天井のイメージがあるかもしれません。しかし梁の色、そして天井の色を何にするかで印象を自在に変えることが可能なんです。求める住宅スタイルに合わせて梁と天井の組み合わせを選んでみましょう。
天井と梁の組み合わせ、一つ目は明るく柔らかな雰囲気で老若男女問わず好感を抱く明色同士の組み合わせです。差し込む自然光を柔らかく反射して室内をふんわりと明るく、太い木製梁でも軽やかな見た目で重々しさは皆無。爽やかな高原のコテージやシンプルで優しい北欧スタイルを演出できる組み合わせです。広い部屋にはもちろん、小さめの部屋にも適用可能です。
天井、梁ともに木材の自然な色を感じられるナチュラルな組み合わせです。天井と梁が馴染んでおり、統一感のある見た目と調和を感じる落ち着いた雰囲気となります。その中で照明のレールや天井ファンの白が爽やかなアクセントとして効果を発揮しているのがポイント。ナチュラルスタイルからモダン、和風まで適用可能な汎用性の高い組み合わせです。
天井と梁ともにブラック、インテリア要素としての存在感が強調されるのがこの組み合わせです。古民家や和モダンスタイルにぴったりで印象に残る空間を演出します。ただし黒い天井は部屋が暗くなったり圧迫感が生まれることがあるので、ブラックxブラックの組み合わせは十分な天井高を確保できる場合にのみおすすめです。
木製梁の存在感を際立たせたい時におすすめの組み合わせが白い天井にダークブラウンまたはブラックの梁です。それらが作る高いコントラストで空間に変化とリズム感を演出できます。こちらの事例のように太い梁の場合は吹き抜けやかなり高い天井に合わせると堂々とした重厚感と開放感が共存する魅力的な空間に、より細く軽やかなサイズの梁であればモダンからクラシカルスタイルまで空間のアクセントとして生かすことが可能です。
【 吹き抜けについてはこちらの記事でも紹介しています】
最後は梁、天井ともにホワイトの組み合わせです。白色の特性である光の高い反射率や広がりのある見た目などを損なわず梁を取り入れることができます。シンプルかつ適度なアクセントとなり、インテリアスタイルや家具の色を問わず調和させることが可能な点も嬉しいですね。インテリアの好みが変わりやすい方におすすめです。白が好きだけどもう少し変化を付けたい… という場合はこちらのように照明効果を取り入れましょう!
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