あなたのキッチン収納は隠す収納ですか?それともオープンラックで見せて飾る収納ですか?それとも収納力バッチリのパントリーでしょうか?キッチンの収納は、調理時の利便性だけでなく、見た目にも大きく影響を与えます。最近では、LDKの大きく繋がった間取りが人気ですが、キッチン収納をしっかりと計画しなければ生活感がリビングにまで丸見えになってしまうなんていうデメリットもあります。今回は、そんな3つのキッチン収納のデザインについて紹介していきます。
こちらは、I型キッチンの背面収納を開けると、電化製品や食器、食料品など、調理に必要な全てのものがしっかりとおさまる大きな収納棚が現れます。3枚引き戸でカップボードとパントリーを隠しています。2枚は食器棚用、1枚はパントリーへの入り口となっています。
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※ リビングの写真ページ
長さ5メートルの大型キッチンカウンターが印象的なこちらの台所。天板は人工大理石で実用的にし、扉面材、パントリー、バックカウンターは天然木で落ち着いた色調にしています。台所のインテリアと統一感のある木製扉で、トータルコーディネートしながらしっかりと調理器具を収めることができます。
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壁取り付けキッチンの背後に設けられた建具でしっかりと仕切れるこちらの収納デザイン。食器や調理器具も収められ、調理カウンターとしても使えそうな収納デザインです。特にクローズドキッチンは、大きくキッチン収納がとり易いので、こんな引き戸デザインが便利ですね!
【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】
片付けが苦手な人は、来客時に扉でサッと隠せる収納が便利ですね。キャビネット扉のデザインはダイニングから目に入る色を統一することで、キッチン全体をすっきり広く見せることができます。こちらは白いキャビネット扉ですっきりと圧迫感の無い仕上がりです。
落ち着いた木の色味がモダンな空間をつくるこちらのキッチン・ダイニング。台所とダイニングテーブルはオーダーメイドでデザインされ、モダンに空間にピッタリの統一感が与えられています。オープンキッチンの収納扉でダイニングからも台所の生活感をしっかりと隠すことができます。クレジット: photo:福澤昭嘉
アメリカンヴィンテージの台所には、オープン棚で見せる収納が設けられています。ミッドセンチュリー、アーリーアメリカン、オールドハワイのアメリカンスタイルをMIXした住まいの建具には細部までスタイルにこだわったもの。こんな見せる収納は、施主のこだわりやお気に入りのモノを飾りながら収めることができます。
クレジット: オレンジハウス
キッチンを中心に機能的に棚やパントリーを設け、リビングダイニングから見てもスッキリとした印象に仕上がっているこちらの住まい。見せる収納でもごちゃごちゃしないポイントは、「棚にモノを詰めすぎないこと」と「見せるものに統一感を持たせる」という点にあります。
オープン棚を自分で設置する際は、棚の高さに注意しましょう。主に調理する人の身長にあわせて棚の高さを設定しておくと便利ですね。小さな棚をいくつか設置する際は、並列させる際の並行ラインを意識しておくと、すっきりとした印象に仕上がります。
ダイニングキッチンには、このような隠す収納と見せる収納を組み合わせた台所がピッタリです。オープン棚は、収納するというよりかはダイニングキッチンを飾るような感覚で、お気に入りのモノや素敵なお皿などを置いてみましょう。一緒に絵画や写真などを飾っても素敵ですね。
上手にキッチンの収納を使いこなすには、見せる収納と隠す収納を組み合わせたデザインが便利です。生活感が強く隠したいモノやこまごましたものはまとめて収められる棚や引き出しに。お気に入りのカップや見せたい素敵な調理器具はオープン棚にバランスよく収めましょう。あなたらしい台所インテリアに仕上がります。
こちらは、中央部に乾燥室やパントリーなど水回りをまとめた住まい。水回りをまとめる間取りは、家事動線の利便性がとても便利になります。ランドリー室と繋がったパントリーは、調理器具や食品だけでなく洗剤や石鹸、タオルなども一緒に収納できるので便利ですね!
大容量で玄関からのアクセスも可能な2.7帖のパントリーには奥様も大喜び。パントリーのオープン棚は利便性を上げるために籠を利用しましょう。こまごましたものもスッキリと片づけることができます。また籠はインテリアとしても素敵です。
台所横すぐに設けられたこちらのパントリー。パントリーを設けるメリットは、多くの食品をストックできる点にあります。安売りや買いだめをしたときに置き場所に困らないので、躊躇うことなく箱ごと購入しやすくなりますね。地震などの災害時に備えて備蓄をしておくこともできるというメリットもあります。
photo/akihito mukai
こちらは、キッチン背面に設けられた収納力抜群のパントリー。パントリー内の収納とキャビネット収納の違いは、扉の有無にあります。パントリーは、ダイニングやリビングからの視線を気にする必要がないので、オープン棚としてデザインしておけば何がどこにあるのかが一目で把握できます。
キッチンの収納が少ないと、どうしても見た目がごちゃごちゃとしてしまう要因になりますが、パントリーを設けられることで調理台がすっきりとします。できるだけシンプルに、そしてすっきりとした台所を希望している人にはパントリーがピッタリです。