ラスティック・モダンスタイルで暮らしにアクセントを!

林 直樹 林 直樹
ARTRIP BLD., 有限会社スタジオA建築設計事務所 有限会社スタジオA建築設計事務所 Ruang Studi/Kantor Gaya Rustic
Loading admin actions …

インテリアスタイルのトレンドとして注目を集めるラスティックの意味は、田舎風で、素朴な、ということを指しますが、インテリアの世界ではかなりポジティブに受け取られています。より具体的な空間表現として、丸太や煉瓦、タイルや鉄などの自然素材を使い、手作業の跡が残るような素朴に仕上げたインテリアと考えるとよりイメージが湧きやすいのではないでしょうか。しかしラスティックの意味は単に素朴なスタイルに留まりません。そこにモダンなスタイルを組み合わせることで、より今っぽい、現代人の生活に合わせたスタイルが出来ます。今回は、そんな流行のラスティックモダンスタイルをご紹介します。

ラスティックの意味は、飾り気のない温もり

ラスティックの意味は、決して古いスタイルということではなく、素朴さや田舎っぽさを現代的に解釈します。飾り気のない温もりと解釈してみましょう。代表的な例として、レンガや木の質感が重厚な空間にモダンな家具や調度品を組み合わせるというテクニックが挙げられます。例えば写真のような石の壁、モダンなデザインのソファー そしてクラシックなアイテムでありながらモダンなデザインの暖炉など、時代や用途を超えてデザイントーンをまとめていくインテリアスタイルです。しかし見ていただければ分かる通り、その印象はバラバラではなく、どちらかというと統一感を感じませんか?


「住まいの写真」ページでは様々な種類のキッチンを紹介しています。◀

※ キッチンの写真ページ

ラスティックの意味は、さりげないヴィンテージ感にあり

ラスティックモダンスタイルの特徴は、少し古い印象のアイテムとモダンなものを組み合わせる点にあります。こちらの写真のように、どこか経年を感じさせる質感の床とブリックタイルで構成された壁面、そして重厚感のある本棚は重厚なトーンを空間に生み出します。そこにナチュラルシンプルなソファデザインを組み合わせることで、より現代的な空間が出来上がります。有限会社スタジオA建築設計事務所のARTRIP BLD.。


◆homifyには多くの建築家や住まいの専門家が登録しています。専門家のリストから希望の専門家を見つけましょう!◆

 homifyに登録しているキッチンプランナー

素朴さや手作業の跡が感じられるキッチンデザインに

キッチンにおけるラスティックな印象の取り込み方は、少し難しいかもしれません。というのはこういったキッチンは一般に販売されているものではなくオーダーメード出会ったりDIYなどで作られています。しかし難しいからといって、全体的に折角ラスティックモダンでまとめた家の中で、完璧な現代のキッチンを取り込んでしまうのはもったいないですよね。キッチンの作業台は温もりや手作業の後が感じられる質感のあるテーブルを購入し、アイランド化させることで、ぐっと雰囲気が出るのではないでしょうか。あとは水栓などの水回りはモダンなものがあってもうまく馴染むでしょう。扉やキッチンの壁など広い面積の部分は少しラフな印象があるものに作り変えることで全体的なトーンが決まってくるはずです。その他のキッチンはこちらから。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

 混構造とは?そのメリット・デメリットまとめ

使い込まれた床の味わい

使い込まれた印象をもつ床。これもヴィンテージ感のあるラスティックの意味を持つ特徴的なアイテムと言えます。決して汚れているわけではなく、丁寧に使い込まれた結果としての風合いは、時間の経過を表現します。そしてその空間に置かれるモダンな調度品との取り合わせ、特にナチュラルな風合いをもつ家具はモダンカントリー調のスタイルをつくり出します。植物なども一緒に合わせても素敵ですね。ただ単純に素朴な印象にならないためにも、近い色相でまとめながらも色の濃度や彩度が異なるように、小物に関しては彩度の高めの色を選んでみてはいかがでしょうか。

クラシックなソファーと

少し違う組み合わせとして、素材の質感が印象的な空間に、さらにクラシックな印象の家具を置くのも良い組み合わせです。しかしクラシックな家具といっても、古いものではなくクラシックなデザイントーンを取り入れたり、リメイクしたりしているタイプのものがオススメです。これだと単にクラシカルスタイルに収まらず、少しだけモダンな印象を取り込むことが可能です。こういった組み合わせはアイディア次第なので、色々挑戦してみてください。

ラスティックモダンな外観

ラスティックモダンな外観は、単に素朴な素材だけで作られたのではなく、所々現代風な構成や、素材が見える外観のこと。例えばベランダが少し飛び出していたたり、広いテラスがあったりなど、昔ながらの建築ではなく外観の構成要素にモダンな要素が加わることでトレンド感が生まれます。もちろん周辺や景観との相性も十分考量する必要があります。他にも郊外に立つ住宅のアイディアはこちらを参考にしてみてください。

梁の質感とカラーバランス

白い開放的な空間と高い天井に敢えて見せる印象的な梁の質感は、まさにラスティックモダンスタイルが演出できるアイデアと言えるでしょう。こちらのような白や淡いトーンの空間は、モダンカントリー調の空間をつくることができます。一方、梁と一緒にレンガや重厚感のある壁の質感を重厚感のあるトーンでまとめるとヴィンテージ感のある空間になります。ベースカラートーンでも印象が変わるので、どちらの方向性が好みか知っておきましょう。

ちょっと懐かしいヘリンボーン床で

学校の音楽室を思い出す少し懐かしい印象のあるヘリンボーン床は、それだけで上品なラスティックシックな空間をつくり出してくれます。ニシンの背骨の形をイメージさせるように交互に張られた木材は、眺める角度によって印象が変わり、光の当たり具合によってもその時その時に見せる表情が異なります。それだけでエレガントで魅力的な空間になります。

Butuh bantuan dengan projek Anda?
Hubungi kami!

Sorotan dari majalah